前組合長恐喝未遂事件 三重県、業者に謝罪せず 調査次第で検討も 稲森県議に回答

【恐喝被害に遭ったとされる業者に県として謝罪する意思がない旨を稲森県議(手前)に述べる真弓理事(左端)=三重県庁で】

三重県の発注工事を巡って桑員河川漁協の前組合長が恐喝容疑で逮捕された事件で、県土整備部の幹部が25日、被害業者への謝罪を求めている稲森稔尚県議に対し、現時点で業者に謝罪する考えはないと伝えた。

ただ、県は内水面漁協による不当要求の実態について調べるため、建設会社などを対象にアンケートを実施しており、県幹部はアンケートの結果次第では謝罪も含めて対応を検討する考えも示した。

同部の真弓明光理事は稲森県議との面談で「業者に漁協へ工事説明に行くよう指示した」としつつ、恐喝行為との結びつきは「結果的だった」と説明。県として業者に謝罪する必要がないとの認識を示した。

これに対し、稲森県議は複数の業者が不当要求について県に相談しても聞き流されたと主張。「対策は業者と県の信頼関係がなければ始まらない。対策の一環として謝罪が必要ではないか」と訴えた。