津 植物のCO2吸収を見える化 朝津味でセミナー 高田高作成のビデオ紹介 三重

【高田高生が作成した環境学習ビデオを見る参加者=津市高野尾町の朝津味で】

【津】気候変動や新型コロナウイルスに対応した環境教育セミナーが25日、三重県津市高野尾町の産直広場「朝津味」研修室であった。一昨年から私立高田高校(一身田町)と赤塚植物園(高野尾町)、名古屋産業大学(愛知県尾張旭市)が連携する取り組みで、同大の伊藤雅一教授が環境教育の意義を話し、同校生が赤塚植物園の里山庭園で実施した実験の成果をまとめた環境学習ビデオを紹介した。

伊藤教授は「気候変動対策の動きが世界的に広がる中で人々の意識や行動を変えるには環境教育の充実が不可欠」と指摘。高田高生が作成した環境学習ビデオについて「地元の小中学校がビデオを活用した学習で感想や改善点をフィードバックしていただければ今後の参考になる」と呼び掛けた。

ビデオは光合成の前後で変化するCO2濃度を測定することで植物のCO2吸収量を見える化した実験を分かりやすくまとめた内容。合わせて教室内のCO2濃度の変化で換気のタイミングが測れることを示す実験結果を紹介した。

同セミナーは今後実験に取り組む市内小中学校4校の校長ら関係者13人が参加したほか同大や県内高校など4カ所をリモートでつないだ。参加者の「この取り組みで生徒の視点に変化はあったか」の質問に、同校の伊藤文貴教諭は「将来新しいエネルギー分野の技術開発の視野を持った生徒が出てきている」と答えた。