三重労働局 11月の県内求人倍率1.06倍 2カ月連続増も厳しさ続く

三重労働局が25日に発表した11月の県内有効求人倍率(季節調整値)は前月を1・02ポイント上回る1・06倍で、2カ月連続で上昇した。求人の微増が続く中、新型コロナウイルス感染症の再拡大で求職活動を控える動きがみられることから、同局は雇用情勢を「求人が底堅く推移することで、求人が求職を上回っているものの、引き続き雇用情勢に厳しさがみられる」と2カ月連続で判断した。

全国順位は前月から一つ下がって28位。有効求人数は前月比3・5%(977人)増の2万8931人、有効求職者数は1・1%(309人)増の2万7266人だった。新規求人倍率は2・02倍で、前月を0・20ポイント上回った。

産業別の新規求人は11業種のうち、サービス業を除く10業種で前年同月を下回った。自動車の需要が戻ってきているものの、製造業は前年同月と比べて263人(16・2%)減の1365人と減少が続く。一方、サービス業は自動車産業の持ち直しで労働者派遣業を中心に改善がみられ、前年同月と比べて0・2%(3人)増の1469人だった。

有効求人倍率(原数値)は県内に九カ所ある安定所全てで前年同月を下回った。桑名▽鈴鹿▽伊賀―の3カ所では1・0倍を割り込んだ。

西田和史局長は有効求人倍率が2カ月連続で上昇したものの「求人、求職ともに勢いに欠ける」と説明。「12月にコロナの第三波が深刻になり、GoToトラベルが一時停止したことから、回復基調にある製造業への悪影響が懸念される」との見解を示した。