三重県、NHKと売買契約 旧博物館敷地、津放送会館建設へ

三重県は25日、津市広明町にある旧県立博物館の敷地を売却する契約を、NHKと締結したと発表した。NHKは旧博物館を解体した上で、新たな津放送局となる「津放送会館」を建設する予定。

県によると、売却する敷地は3120平方メートル。売却価格は3億1550万円で、県幹部でつくる公有財産評価会議が県とNHKがそれぞれに依頼した不動産鑑定士による評価額を元に決定した。

NHK津放送局は平成24年、津市丸之内養正町の現在地が災害時に浸水する恐れがあるとして、旧博物館敷地への移転を県に申し入れた。両者は29年5月、売買契約に向けた基本合意を交わしていた。

文化振興課は、契約の相手方が提出した評価額を考慮して売却価格を算定した理由について「対等な関係で契約するため」と説明。管財課は「双方の評価額に大差はなく、算定に問題はないと考えている」としている。

鈴木英敬知事は25日のぶら下がり会見で、売却価格について「2つの鑑定に基づき、複数の意見を聞いて公正になされた」と説明。「NHKの災害対応力などが強化されることを期待する」と語った。