海守ワカメの海中ツリー 鳥羽のホテルにお目見え 藻場再生に取り組む 三重

【「海を守りたい」という思いを込めて作ったワカメの海中ツリー=鳥羽市の鳥羽国際ホテル潮路亭桟橋で】

【鳥羽】三重県鳥羽市の鳥羽国際ホテル潮路亭にある桟橋横の海面にこのほど、「海を守りたい」というたくさんの人の思いがこもったワカメの海中ツリーがお目見えした。

同ホテルなどを運営する「伊勢志摩リゾートマネジメント」は、SDGs(持続可能な開発目標)の取り組みの一環として、SDGs14番「海の豊かさを守ろう」に着目。県沿岸の藻場再生や海の資源の活用などに取り組む「一般社団法人 海っ子の森」(津市)の活動に賛同し、海の森づくりを支援しようと昨年からクリスマスチャリティーを実施している。

同ホテルなどで来館者に木製オーナメント(1個500円から)を購入してもらい、裏面に願い事や抱負を書いてクリスマスツリーに取り付け、収益金を海っ子の森に寄贈したという。

海中ツリーは今後の藻場再生を目指し、同社と海っ子の森、鳥羽市水産研究所の岩尾豊紀さんらが連携して実施。11月に昨年のチャリティー参加者のメッセージが書かれたオーナメント約百個にワカメの種苗を付け、針金で作った横約1メートル、縦約2メートルのクリスマスツリー型の枠に取り付けて同研究所で育成した。

1カ月ほどかけてワカメが順調に成長したことから、18日に潮路亭桟橋に移動。クリスマスオーナメントで飾り付け、海面に固定した。今回が初めての取り組みということもあり、しばらくは成長の様子を観察しながら設置を続ける予定。

同社セールス&マーケティング部の中西伸也部長は「海を守る活動に参加してくれたお客様の心のこもったオーナメントに、藻場再生の一環としてワカメを付けてSDGs14の取り組みの一つとして実施した。これからも地域と連携した取り組みをしていきたい」と話した。