生徒の意向聞き取りを 教諭差別発言で知事が指示 三重

鈴木英敬三重県知事は23日の定例記者会見で、家族が新型コロナウイルスのPCR検査を受けた高校生に教諭が差別的な発言をした問題で、生徒の意向を聞き取るよう県教委に指示したことを明らかにした。

鈴木知事は教諭の発言について「学校で最も守られなければならない人権は、間違いなく子どもたち。それにもかかわらず、教諭が差別的な発言をしたことには遺憾で言語道断だと考えている」と述べた。

発言内容を巡って教諭と生徒で主張が異なることは「あらためて生徒や保護者に謝罪し、意向を聞き取るよう県教委に指示した」と説明。生徒の意向によっては、調査や処分の再検討も必要との認識を示した。

また、報道があるまで生徒側の主張について県教委から報告を受けていなかったことを明らかにした上で「結果として(県教委が隠蔽(いんぺい)したと)解釈されてもやむを得ない。真摯(しんし)に反省してほしい」と語った。

問題を巡っては、県教委が18日、生徒に差別的な発言をしたとして教諭を文書訓告にした。一方、県教委は発言の内容を巡って生徒と教諭で主張が異なることを当時の発表で明らかにしていなかった。