6割「学び直したい」 県教委調査 夜間中学希望は2割 三重

三重県教委は22日、夜間中学のニーズ調査結果を発表した。義務教育を十分に受けられなかった人らの約6割が「学び直したい」と回答。一方、夜間中学を希望する人は2割程度で、一部の教科に限って学習を希望する人も同数に上った。県教委は「学び直しの方法にも多様なニーズがあることが分かった」とし、調査結果を踏まえて今後の方向性を検討する。

県教委によると、調査は昨年度も実施したが、回答者が65人にとどまったことから再び実施。本年度は夜間中学以外の学習方法も設問に加え、昨年度の約6倍に当たる387人が回答した。

58・9%に当たる228人が、中学段階の内容や日本語の読み書きを「学び直したい」と回答。このうち「学び直しの場があれば通いたい」と答えた人は93・4%に当たる213人に上った。

一方、通いたい学校について尋ねたところ、夜間中学を希望した人と「日本語だけを学ぶ場」を希望した人は、それぞれ75人だった。「一部の分野や教科を学ぶ場」を希望した人も61人に上った。

県教委は、有識者や市町の教育委員会などでつくる検討委員会に今回の調査結果を報告する。検討会での議論や来年度中の実施を予定する実証研究の結果を踏まえ、夜間中学の必要性を判断する方針。

小中学校教育課は調査結果について「学び直しを希望している人が多いことに加え、学び直しの方法にも多様なニーズがあることが分かった。希望に沿った環境を提供する方法を検討したい」としている。