
【鈴鹿】三重県鈴鹿市を拠点に活動する日本フットボールリーグ(JFL)のクラブチーム「鈴鹿ポイントゲッターズ」の関係者が21日、同市役所を訪問し、末松則子市長に今季の成績を報告。来季に向けた抱負を語った。
今季のリーグ戦は新型コロナウイルスの影響で、30試合中15試合が中止。7月に開幕し、11月までの15試合で同チームは6勝6敗3引き分け、勝ち点21を挙げ、16チーム中5位の成績を収めた。
そのほか、11月末にはJ3への昇格条件の一つ「百年構想クラブ」の申請をした。
来庁したのはチームを運営する会社アンリミテッドの吉田雅一社長(39)、海口彦太選手(24)ら3人。
吉田社長は「昨年の12位より順位を上げた。来季は4位以内を目指す。2年後は優勝して昇格を決めたい」、海口選手は「みなさんに支えられてサッカーができているのを実感した1年だった」と話した。
同チームは同市の県営都市公園鈴鹿青少年の森にJリーグ規格のスタジアムを建設予定。現在地質調査を終え、設計段階という。令和3年5月に着工し、同4年9月の完成を目指す。
末松市長は「(スタジアム建設は)コロナ禍で出た久しぶりに明るい話題。地域にどんどん出てチームを知ってもらう活動の手伝いをして、市も連携していく」と激励した。