「危ない」との言葉も 教諭差別発言で生徒側訴え 三重

【定例記者会見で、教諭の発言に対する生徒側の主張を明かす木平教育長=三重県庁で】

家族が新型コロナウイルス感染症の検査を受けた三重県立高校の生徒に40代教諭が差別的な発言をした問題で、生徒側は教諭の発言に「危ない」との言葉があったと訴えていることが21日、分かった。

県教委によると、この教諭は10月2日、3年の生徒に進路指導をする際、家族が検査を受けたことを知った上で「おまえが来たでマスクするわ」と発言。県教委は18日、この教諭を文書訓告としていた。

一方、生徒側は教諭の発言について、実際は「お前が来たで危ないでマスクするわ」だったと主張。さらに、生徒が「私が来たら嫌がる人がいる」と話すと、教諭は「そりゃそうやろ」と返答したという。

木平芳定教育長は21日の定例記者会見で、この教諭を文書訓告とする以前から生徒側の主張を把握していたことを明らかにした上で、生徒側の主張を文書訓告の発表に記述しなかったことを陳謝した。

一方、木平教育長は「これまでも複数回にわたって生徒と教諭に聞き取りをしてきた」とし、教諭の発言を確認する調査を再び実施する予定はないと説明。発言の詳細は「分からない」と語った。