映画製作の舞台裏紹介 志摩など三重県の舞台「法定相続人(仮)」田中監督が講演

【志摩舞台の映画製作に向けて意欲を示す田中さん=志摩市の阿児アリーナで】

【志摩】志摩市を中心に映画の製作が進められている「法定相続人(仮)」でメガホンをとる映画監督の田中光敏さん(62)による講演会が17日夜、同市商工会主催で同市阿児町神明の阿児アリーナで開かれ、約120人が聴講した。

田中さんは北海道浦河町出身で、東京国際映画祭コンペ部門最優秀脚本賞を受賞した「化粧師―kewaishi」で初監督を務めた。主な作品に「精霊流し」や「利休を訪ねよ」、トルコとの合作による「海難1890」があり、7月に急逝した三浦春馬さんが主演を務めた「天外門(てんがらもん)」が今月11日から全国公開されている。

法定相続人(仮)は、志摩を含む三重県を舞台に真珠養殖を営む一家に起こった相続騒動を描いた社会派コメディー作品。「人の幸せの在り方」をテーマに、令和4年の公開を目指して製作が進められている。

講演では、田中さんがこれまでに手掛けた作品のメイキング映像と共に映画製作の舞台裏や魅力などを紹介した。

田中さんは「混沌(こんとん)とした世の中で価値観が変わろうとしている。幸せは何かをもう一度見つめ直したい。お説教するつもりはないので、笑って泣けて、ちょっとだけためになる映画が作れたら」と話し、「皆さんと一緒に映画作りの感動を味わいたい」と協力を呼び掛けていた。