同僚女性殺害 男に懲役16年 「自己保身」自首成立せず 津地裁 三重

不倫関係にあった同僚女性=当時(29)=を殺害したとして、殺人の罪に問われた三重県朝日町、無職加藤淳也被告(43)の裁判員裁判の判決公判が17日、津地裁であり、柴田誠裁判長は懲役16年(求刑・懲役17年)の実刑判決を言い渡した。

判決理由で柴田裁判長は「不倫関係が周囲に知られることを恐れて自己保身を優先し、最悪の選択を選んだ。身勝手と言うほかない」と強く非難。争点となった自首の成立については「捜査機関に疑われていることを自覚し、出頭したので成立しない」と述べた。

判決によると、加藤被告は2月7日未明、桑名市の員弁川左岸に止めた軽乗用車内で女性の首を絞めて気絶させ、川越町の員弁川に架かる橋まで移動。目を覚ました女性を橋の欄干に押し付けた上、足を持ち上げて高さ約6・2メートルの橋から川に落とし、溺死させた。