レスリングの全日本選手権は17日、東京・駒沢体育館で開幕して計8階級が行われ、非五輪階級の男子フリースタイル70キロ級決勝で、いなべ総合学園高校出身で日本体育大3年の基山仁太郎が阿部宏隆(サコス)を下して初優勝した。
五輪実施階級の男子フリースタイル125キロ級は山本泰輝(自衛隊)が決勝で東京五輪アジア予選(来年3月・西安=中国)代表の田中哲矢(自衛隊)を破り、4年ぶり3度目の優勝を果たした。
男子グレコローマンスタイル97キロ級は旧階級を合わせて5連覇を狙った奈良勇太(警視庁)が初戦の準決勝で敗れ、3位に終わった。天野雅之(中大職)が2011年大会の84キロ級以来9年ぶりに日本一に輝いた。
新型コロナウイルスの感染防止策を講じて無観客で開催され、各階級の出場者は8人までに絞られた。