
【鈴鹿】今年の全日本トライアル選手権最高峰クラス「国際A級スーパークラス」で、前人未到の8年連続10回目の年間チャンピオンを獲得した三重県鈴鹿市のトライアルチーム「チームミタニホンダ」所属の小川友幸選手(44)=三重郡菰野町=が18日、同市役所で末松則子市長に今後の抱負を語った。
レースは新型コロナウイルスと天候の影響で全7戦の予定が3戦となり、9―11月に実施。小川選手は全3戦で計54ポイントを獲得し、2位に4ポイントの差を付けて年間チャンピオンとなった。
来庁した小川選手は「コロナ禍で試合数が少なく、今年は久しぶりに追い込まれたが、諦めずに最後まで走り、プレッシャーをかけて逆転した」と今季を振り返った。
来年に向け「9連覇は使命と思っている。レースだけでなく、若手育成にも取り組む」と意気込みを語った。
末松市長は「コロナ禍でも勝ち取っていくというのは、普段から鍛えた体と精神力のたまもの」と激励した。