海女小屋ダイニングで試食 鳥羽で内覧会 観光地づくり実証事件へ 三重

【実証実験の開始に伴う内覧会で料理を試食する参加者ら=鳥羽市の相差かまど内オウサツダイニングで】

【鳥羽】三重県や地域経済活性化支援機構(REVIC)と連携した持続可能な観光地づくりに向けた実証実験の開始に伴い、相差海女文化運営協議会(野村秀光代表理事)は13日、同市相差町の海女小屋「相差かまど」で内覧会を開いた。

約50件の宿泊施設を抱える同地域では、近年漁師や海女の高齢化、人口減少などによる人手不足が一つの課題となっている。

こうした課題解決に向けた取り組みとして、同協議会では宿泊施設と食事施設を分けた「泊食分離」を推進するため、来年2月末まで実証実験を実施。実験を通じて抽出した課題などを反映させ、新年度以降に県やREVICの支援を受けながら本格的な事業展開を図るとしている。

実験では、海女小屋「相差かまど」を夕食提供施設「オウサツダイニング前の浜」として整備し、地元で水揚げされた魚などの食材を使ったカジュアルフレンチ料理を提供。またこれまで施設ごとにばらばらだった鳥羽駅から町への送迎バスを一本化した共同バスや、循環バスなどをオンデマンド方式で運行させる。

内覧会では、野村代表理事や中村欣一郎市長、渡邊准REVIC専務など関係者ら8人が参加し、イナダやタイなど地魚を使ったカルパッチョやブイヤベースなどの料理を試食した。

野村代表理事は「これまでは夜も旅館で囲い込んでいたが外に出ないと町の良さは伝わらないまま疲弊していく。将来的にはインバウンドにつながる呼び物になれば」と話していた。