伊勢苺園 「完熟のおいしさ味わって」 イチゴの自動販売機登場 三重

【イチゴの自動販売機を紹介する倉野さん=伊勢市小俣町元町の伊勢苺園で】

【伊勢】伊勢市小俣町元町のイチゴ農家の直売所「伊勢苺園」に、イチゴの自動販売機がお目見えした。真っ赤なイチゴのラッピングを施した自販機で、いつでも新鮮な果実が購入できる。運営する農家の倉野佳典さん(38)は「労力の省力化のため導入したが、対面しないで購入してもらえるのはコロナ禍にも合った販売方法。完熟したイチゴのおいしさを味わって」と話している。

倉野さんはハウス12棟で、香り豊かでジューシーな「かおり野」や深い甘みの「よつぼし」などを栽培。完熟した採れたてを味わってほしいと、昨年、農園の一角に直売所をオープンした。合わせて、省力化に向けた試みで簡易的な自販機を設置。好評だったものの、故障が多く十分な対応ができなかったという。

そこで今季、新たに飲料用自販機を基にオーダーメードした機械を導入し、今月から販売を開始した。イチゴは1日に数回補充。摘みたてのかおり野とよつぼし、ギフト箱入りやジャム用お得品などもあり、口コミで知った人や近くの幼稚園の親子らが訪れている。

「目指すのは、今までとは違う形の農業」と倉野さん。「新しいことに取り組み、栽培や味にこだわって、ここでしか味わえないイチゴをつくり届けたい」と話した。午前中は、直売所でも購入できる。今季の販売は、来年5月下旬まで。

問い合わせは同園=ホームページhttp://ise15.jp=へ。