同僚女性を殺害 男に懲役17年求刑 津地裁 三重

不倫関係にあった同僚女性=当時(29)=を殺害したとして、殺人の罪に問われている三重県朝日町向陽台、無職加藤淳也被告(43)の裁判員裁判の論告求刑公判が10日、津地裁(柴田誠裁判長)であり、検察側は懲役17年を求刑し、結審した。判決は17日。

論告で検察側は、加藤被告が女性の自殺を装うため、遺書を用意したことなどを指摘し、計画性の高さを強調。犯行動機について「不倫がばれたくない自己保身」と批判した。出頭前、県警が既に加藤被告を犯人と疑っていたとして「自首は成立しない」と主張した。

最終弁論で弁護側は、女性の束縛の強さで加藤被告が追い詰められたとし「この状況から解放されたい思いは理解できる」と述べた。また、逮捕前の事情聴取では「犯人と問い詰められたわけではない」とし、自首の成立を主張。「懲役12年が適切」と述べた。

起訴状によると、加藤被告は2月7日未明、桑名市の員弁川左岸に止めた軽乗用車内で女性の首を絞めて気絶させ、川越町の員弁川に架かる橋まで移動。女性を高さ約6・2メートルの橋から落とし、溺死させたとされる。加藤被告は同月10日、四日市北署に出頭した。