熊野・木本高創立100周年 ヒノキ木片でピクセルアート 生徒ら制作 三重

【ヒノキの間伐材の木片を並べて完成させた巨大ピクセルアートを披露する木本高校の3年生=熊野市木本町の同校で】

【熊野】三重県熊野市木本町の県立木本高校が今年4月で創立百周年を迎えたことを記念する行事が9日、同校の運動場で開かれ、3年生188人が、ヒノキの木片で作った横14・4メートル、縦9・1メートルの巨大ピクセルアートを披露した。

学校林のヒノキの間伐材を4・5センチ四方の木片にして6万4千枚並べ、学ランを着た男子生徒と、現在の同校の制服を着た女子生徒、背景に同市の世界遺産の獅子岩を描いた。

同市の林業関係者でつくる「熊野林星会」と三重大東紀州サテライトが、木育の一環として地元の木材を使った百周年記念行事を提案。熊野林星会や同大、同校OBのアートグループ「エクリュ」らに協力してもらいながら、生徒たちは昨年1月半ばから2月末にかけて総合学習の時間を使って製作に取り組んできた。本来であれば3月に記念行事を行う予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期されていた。

この日、生徒たちは縦1・8メートル、横90センチのパネル80枚を協力して並べ、3年生全員が「100」を人文字で作り、ドローンで記念撮影した。

デザインを考案した漫画研究部の松本奈々さん(17)は「熊野をテーマに描いたのでたくさんの人に見てもらいたい。今の地域の雰囲気を保ちながらこの先も学校が続いてほしい」と語った。

熊野林星会副会長の野地良成さん(39)は「地元の高校に恩返しができてうれしく思う」と話した。

パネルは、間仕切りとして使うことを検討している。