レースを本格疑似体験 鈴鹿市役所にシミュ―レーター展示 三重

【本格的なレースシーンの疑似体験ができるレーシングシュミレーター=鈴鹿市役所で】

【鈴鹿】三重県の鈴鹿市役所モータースポーツ振興コーナーで10日、レースシーンを本格的に疑似体験するレーシングシミュレーター1台のデモ展示が始まる。22日まで。

市とNPO法人鈴鹿モータースポーツ友の会(畑川治理事長)が主催。

展示した機器は、レーシングドライバーがトレーニングにも使用しているという。国内外の主要コースなど約百コースを網羅、F1マシンなど200車種のデータを集約しており、各コースでのリアルな実車の動きや走りを再現。49インナの画面や座席に伝わる振動で、搭乗者がレーサーの感覚を安全でバーチャルに体感できる。

展示期間中は「県出身のレーシングドライバー松田次生選手が、スーパーGTで乗ったマシンで鈴鹿サーキットを走行するパターン」をAI(人工知能)による自動運転でデモ走行するほか、公募の市民各日一人が体験搭乗に参加する。

自動車レースにも参戦し、シミュレーターの開発とEスポーツチームを運営する東京都のゼンカイレーシング(林寛樹社長)が5年前から開発。同友の会と親交があり、機器提供に無償で協力した。自治体への貸し出しは初めてという。

9日、機器を設置した林社長(43)は「モータースポーツの聖地鈴鹿で展示することで、シミュレーターを知ってもらい、市民とモータースポーツとの距離感を縮める手伝いができれば」と話していた。