松阪 「宣長が見た日本」 記念館で出雲国図など展示 三重

【宣長が作った「出雲国風土記郡郷図」】

【松阪】本居宣長記念館は8日、三重県松阪市殿町の同館で開館50周年記念冬の特別展「宣長が見た日本」を始めた。会期は来年3月7日まで。

69歳で大著「古事記伝」を書き上げた宣長が古事記の舞台となった土地を考証した研究や、諸国の地理や地誌、和歌に詠まれる歌枕への関心を69種87点(国重要文化財36種)で紹介する。

古事記研究では物語に出てくる地名がどこか検証する。同館は「宣長は友人や門人と地図の貸し借りをしたり、ときには自分で地図をおこしたりして研究に生かしている」と説明。「出雲国風土記」の内容から宣長が作成した「出雲国風土記群郷図」など古典世界の自作地図を展示している。

宣長が古事記中巻の注釈に差し掛かった50代ごろには浅間山が噴火し、日記に書いている。また52歳の時、医者の仕事が忙しく、医療収入は過去最高額を記録。翌年、自宅2階に書斎「鈴屋」が完成した。

展示説明会は12月19日、1月16日、2月20日。入館料は大人400円、大学生300円、小学4年生―高校生200円。月曜と12月28日―1月4日は休館。