傷害監禁で懲役5年求刑 ヌンチャク暴行の被告に 三重 津地検

知人のトラブルに介入し、相手方の男性にヌンチャクなどで重傷を負わせた上、手足を拘束して乗用車のトランクに閉じ込めたほか、別の事件では高速道路を時速169キロで走行したなどとして、傷害と逮捕監禁など4つの罪に問われた三重県四日市市野田、会社員向井颯被告(23)の論告求刑公判が7日、津地裁(濵口紗織裁判官)であり、検察側は懲役5年を求刑し、結審した。判決は18日。

論告で検察側は「慰謝料の支払や謝罪をしていない。犯行直後には被害者に口止めをした」と指摘。別の傷害事件では「友人の口論相手を黙らせようと考えて暴行し、うち一人にはけがまで負わせた」と述べた。

弁護側は最終弁論で、2件の傷害事件について「いずれも友人のためを思ってしたこと」と主張した。

起訴状などによると、向井被告は8月21日深夜、伊勢市川端町の宮川河川敷で、知人とトラブルになった男性(23)の全身を複数回拳で殴ったり、蹴ったりし、木製のヌンチャクでも殴り、左前腕骨折や前歯3本を折るなど全治約2カ月の重傷を負わせたとされる。

さらに、向井被告は男性の両手足を結束バンドで縛り、顔面に粘着テープを巻き付けた上で乗用車のトランクに押し込め、約20分間、車で市内を巡った後、犯行現場の河川敷に戻って男性を解放したとされる。

また、同月23日には同市のコンビニ駐車場で、友人と口論になった男性2人に暴行を加え、うち1人に全治5日のけがをさせた。7月11日には、岩手県花巻市の高速道路(制限速度120キロ)で乗用車を169キロで走り、昨年12月29日には、鈴鹿市の国道23号(制限速度60キロ)で乗用車を99キロで走行したとされる。