「非常に寂しい」 尾鷲三田工事所 煙突の撤去ほぼ完了 三重

【大型クレーンを使った3本の煙突の撤去工事が終わり、煙突の一部などが残る尾鷲三田工事所の構内=尾鷲市国市松泉町で】

【尾鷲】三重県尾鷲市のランドマークとして親しまれた同市国市松泉町の中部電力尾鷲三田火力発電所(尾鷲三田工事所)に立つ高さ230メートルの煙突の大型クレーンを使った撤去工事が5日に終了し、尾鷲三田工事所は7日、報道陣に構内の作業現場を公開した。3本の煙突を支えていたいずれも直径約7メートル、高さ約2メートルのコンクリート基礎や、長さ3―4メートルほど残っている煙突の一部、タンク、タービン建屋は、来年6月25日までに解体する予定。

発電所は平成30年12月に廃止され、煙突の撤去工事は今年8月5日から大型クレーンを導入して進められていた。

大型クレーンによる煙突の撤去工事は、好天が続き予定より3週間ほど早く終えたといい、撤去した煙突の鉄くずの重さは約3千トンとなった。10センチ四方の煙突の一部は保管を考えている。

尾鷲三田工事所の上野昭也業務課長は「機器などが次々に解体されていく姿を見ていてつらかった。市内のどこからも見えた煙突が無くなったことは非常に寂しい」とコメントした。