市民ら「人権」考える 亀山でイベント 4会場に分散、リモートで結ぶ

【東京からリモートで講演する板垣さんの話を視聴する参加者ら=亀山市羽若町の市総合保健福祉センターで】

【亀山】人権週間(4―10日)に合わせ、人権について考え学ぶイベント「第16回ヒューマンフェスタin亀山」(三重県亀山市、同実行委員会主催)が5日、同市羽若町の市総合保健福祉センターと同市和田町の市勤労文化会館、同市関町木崎の関支所など4会場に分散して開催した。各会場に計約120人が参加した。

平成17年度から毎年開催している同フェスタは、今年はコロナ禍の中、参加者の密集・密接を避けるため各会場をリモートで結び、自宅からも視聴できるよう工夫した。

櫻井義之市長は「子どもや女性、高齢者や障害者への虐待やDVなどの人権問題に加え、今年は新型コロナウイルス感染症に関する誹謗中傷、SNS(会員制交流サイト)上での人権侵害も増加している」と述べ、「正しい情報に基づき、冷静な判断をお願いするとともに、誰もが自分らしく、安心して暮らせる社会の構築を目指す」とあいさつした。

人権講演会では、NHK報道局おはよう日本チーフ・プロデューサーの板垣淑子さんが、「生きづらさを抱える子どもたち~貧困・格差の現状から」と題し、東京からリモートで講演。板垣さんは「貧困は賃金格差が大きな要因であり、貧困の連鎖を断ち切るには、非正規労働者を正規に戻すような雇用状況に改善すること」といい、「見えない貧困者を見過ごさず、実態を知り支援の輪を広げてほしい」と促した。