地盤改良の技術開発17年の軌跡 三重大と共同 松阪の尾鍋組代表取締役が出版発表会 三重

【開発の軌跡を語る尾鍋氏=松阪市内のホテルで】

【松阪】尾鍋組(三重県松阪市飯高町宮前)の尾鍋哲也代表取締役は4日、同市中央町のフレックスホテルで自著「住宅地盤イノベーション 地方の土木会社が挑んだ17年の軌跡」の出版記念発表会を開いた。三重大学と共同開発した砕石の地盤改良「エコジオ工法」の技術開発の経緯をまとめた。

同社は17年前、住宅の地盤改良事業に参入し、三重大生物資源学研究科の酒井俊典教授と独自技術の開発に取り組み、開発費用が年間売り上げを超えても続け、特許5件を取得した。セメントやくいを使わず、砕石だけを使い、環境に配慮するとともに地価下落を防ぐ。

エコジオ工法の施行代理店は全国54カ所に広がり、施行数は1万9000件以上。3000社以上の住宅会社が採用している。

この日はエコジオ工法施行代理店をはじめ、同市や県産業支援センター、中小企業基盤整備機構、県中小企業団体中央会から約40人が出席した。

尾鍋氏は「出版が一つの区切りとなって、ともに発展していきたい」とあいさつし、開発経緯を説明。参加者と刊行を祝った。

合同フォレスト(東京都千代田区神田神保町)が発行。四六判185ページ。定価は税別1500円。