南海トラフ地震想定し防災図上訓練 市立伊勢総合病院、100人が参加 コロナ禍で縮小 三重

【自衛隊ヘリで到着した救援物資を運び入れる職員ら=伊勢市楠部町の市立伊勢総合病院で】

【伊勢】三重県伊勢市の市立伊勢総合病院で3日、南海トラフ地震を想定した防災図上訓練が実施され、医師や看護師ら病院職員約100人が参加した。

毎年実施する訓練を、新型コロナウイルス感染防止のため、図上訓練に切り替えた。例年、地域住民や消防隊も加わるが、今回は職員だけで実施し、参加人数も半数ほどに縮小した。

南海トラフを震源とした地震が発生、市内で震度6強の揺れを観測し負傷者が多数出ていると想定。院内に災害対策本部を設置し、情報伝達の手順を確認した。傷病者受け入れの図上訓練は、傷病者の状況や症状が書かれたカードを使用。感染対策として防護服を着用した医師や看護師らが、次々と届くカードの内容を見て、治療の優先順位を決めるトリアージを行った。また実地訓練として、陸上自衛隊明野駐屯地のヘリによる救援物資の受け入れ訓練もあった。

原隆久院長は「コロナ禍にあっても災害は待ってくれない。今の状況下で災害時にどう対応するか、訓練を通じ問題点を洗い出し、具体的な対策を取っていきたい」と話した。