三重大病院元准教授を逮捕 津地検、カルテ改ざん疑い 三重

三重大付属病院(三重県津市)の麻酔科医が電子カルテを改ざんした事件で、津地検は3日、公電磁的記録不正作出・同供用の疑いで、同市、同病院元准教授、境倫宏(みちひろ)容疑者(48)=懲戒解雇=を逮捕した。地検は認否を明らかにしていない。

逮捕容疑は2月中旬から3月下旬までの間、複数回にわたり、実際には手術で患者に使用していない薬剤を使用したかのように電子カルテの内容を改ざんした疑い。

同病院は9月、境容疑者が平成30年4月から今年3月まで、電子カルテを改ざんし、診療報酬を不正に請求していたと発表した。改ざんは約2200回に上り、不正請求の総額は2800万円余りという。同病院は10月、津地検に境容疑者を刑事告発していた。

境容疑者は同病院設置の第三者委員会などの調べで、上司である臨床麻酔部の男性元教授=退職=が推奨する薬剤「ランジオロール塩酸塩」を積極的に使用しているよう見せることで元教授に気に入られようとし、カルテの改ざんに手を染めた旨を述べ、製薬会社からの金銭授受を否定したという。地検は元教授の関与も調べる。