志摩 海女のおやつ、「きんこ」作り最盛期 三重

【天日干しされた「きんこ」=志摩市阿児町安乗で】

○…海女や漁師のおやつとして親しまれる干し芋「きんこ」作りが志摩市で最盛期を迎えている。来年2月ごろまで県内や名古屋方面に12000袋(1袋200グラム)を出荷する見込み。

○…ねっとりとした食感が特徴のきんこは、サツマイモの一種「隼人芋」の皮をむき、釜で炊き上げて数時間蒸らし、1―1・5センチの厚さに切って10日ほど天日干しにする。

○…JA伊勢によると同市内では約20軒の農家が隼人芋を栽培し、手作業できんこを作っている。今年は台風の影響が少なく、隼人芋の収穫量や品質が良かったため出来は良いという。

○…同市阿児町安乗のJA伊勢安乗経済店舗では、各農家が持ち込んだきんこを箱詰めする出荷作業をしている。JAの担当者は「砂糖を入れずに隼人芋だけを煮て干しているので、芋本来の自然な甘みを楽しんでもらいたい」と話した。(志摩)