「伊勢古市参宮街道資料館の歩み」発刊 世古館長「郷土史入門書に」 三重

【10年間の企画展の資料をまとめて刊行した世古館長=伊勢市中之町の伊勢古市参宮街道資料館で】

【伊勢】三重県伊勢市中之町の市立伊勢古市参宮街道資料館で開催してきた10年間の企画展の資料をまとめた「伊勢古市参宮街道資料館の歩み」が刊行された。世古富保館長(72)は「若い人や郷土史に興味がある人に、入門書として役立ててもらえたらうれしい」と話している。

資料館は平成7年に開館。かつて、伊勢参宮の人々が立ち寄る花街としてにぎわった古市を中心とした伊勢の歴史文化を紹介している。平成20年に就任した世古館長が「埋もれてしまいがちな郷土の文化に光を当てることが責務」と、常設展に加え、平成22年から定期的に企画展を開催し、10年の節目を迎えた。

本書では、世古館長が企画から調査、展示まで手掛けてきた18の企画展の内容を紹介。「伊勢歌舞伎」「古市遊郭」「伊勢の伝統工芸」「郷土の画人」などのテーマで解説文や資料を掲載し、分かりやすく伝えている。A4判、480ページ。県立図書館や伊勢市立図書館などでも閲覧できる

世古館長は「郷土史を身近に感じてもらい、新たな伊勢を発見するきっかけにしてもらえたら」と話していた。問い合わせは同館=電話0596(22)8410=へ。