風力発電の撤回要望 伊賀市の阿波地区 住民ら県に署名提出 三重

【県の担当者(右)に要望書を手渡す小川代表=三重県庁で】

三重県の津、伊賀両市で計画中の風力発電事業が自然環境などに影響を与える恐れがあるとして、伊賀市阿波地区の住民でつくる三団体が3日、事業を認めないよう求める要望書と521人分の署名を県に提出した。

要望書は「阿波のくらしをまもる会」などが提出。シーテック(本社・名古屋市)のウインドパーク布引北風力発電事業(仮称)は「健康被害や自然破壊、自然災害、景観破壊の不安が大きい」と訴えた。

3団体が先月22日から今月2日まで、地域住民1000人のうち過半数の521人から集めた署名も合わせて提出。署名は計画の撤回に加え、将来にわたって同様の計画をしないよう求めている。

この日、同会の小川知子代表が県議会議事堂を訪れて要望書と署名を提出。小川代表は「地域の理解を得られているとは言えない」と述べ、県が近く策定する計画への知事意見に反映するよう求めた。

環境生活部の全職員が新型コロナウイルスの検査対象となったため、県民の声相談室の職員が代理で受け取った。職員は「頂いた意見は署名と共に、しっかりと担当部局に伝える」と返答した。