松阪牛、独自に「共進会」 松本畜産、コロナ禍で中止受け 三重

【特産松阪牛の審査=多気町前村の松本畜産で】

【多気郡】新型コロナウイルス禍で特産松阪牛の品評会「松阪肉牛共進会」が中止になったため、三重県多気町前村の松本畜産(松本しのぶ社長)は2日、自社独自に「共進会」を開いた。特産松阪牛10頭を出品し、県畜産研究所員ら6人が審査した。

松阪牛を出品する多気町肉牛共進会と、但馬産子牛を900日以上肥育する特産松阪牛が対象の松阪肉牛共進会が共に中止となった。独自の品評会は、審査員の評価を受け、肥育の腕を磨くため開催した。競りはない。

同社は140頭を肥育し、特産松阪牛は26頭。家族と従業員3人が携わり、松阪肉牛共進会で平成20年に優秀賞1席を獲得した。コロナ禍でレストランやホテルへの出荷がほぼ止まり、共進会の中止もあり、売り上げが激減している。

自社共進会には10頭を出品。審査員が肉付きや毛並みを審査して1等を選び、講評した。出品牛は同社精肉部で販売する。

松本社長は「特産松阪牛はコストがかかり商売が難しいが、おいしいのは確実。共進会に照準を合わせ手塩にかけて育てている」と話し、利用を呼び掛けている。問い合わせは同社=電話0598(39)3368=へ。