
【鈴鹿】三重県の鈴鹿市男女共同参画審議会(会長・藤原芳朗鈴鹿医療科学大教授)は2日、同市役所で、前年度の市男女共同参画基本計画の進捗(しんちょく)状況を評価した報告書を市に提出した。
報告書では、男女共同参画意識の向上など、3項目の課題について評価。全体を総括し「地域活動での女性参画の必要性を周知し、女性が参画しやすい環境づくりを継続して呼び掛ける必要性がある」などと提言した。
藤原会長は「行政の取り組みだけでは限界がある。自治会などの地域と連携していくことも重要」などと話し、末松則子市長に報告書を手渡した。
報告書を受け取った末松市長は「頂いた評価を全庁的に真摯(しんし)に受け止め対応していく」と述べた。
同審議会は学識経験者、企業関係者、自治会関係者など9人で構成。今年は2回にわたって開催し、意見をまとめた。