病床使用49・57%「ひっ迫の手前」 宿泊療養施設活用を検討へ 三重県知事会見

【ぶら下がり会見で、宿泊施設の活用を検討する考えを示す鈴木知事=三重県庁で】

鈴木英敬三重県知事は一日のぶら下がり会見で、新型コロナウイルスの感染者に対応する医療機関の負担を減らすため、感染者が入院を経ずに宿泊療養施設に入ることを認める方向で検討を進める考えを示した。

県は新たに判明した感染者を、症状の有無にかかわらず入院させる対応を取っている。一方、病床の使用率は1日現在で49・57%と「ひっ迫の手前」(新型コロナウイルス感染症対策本部)となっている。

一方、病床がひっ迫した場合を想定して百室を確保している宿泊療養施設の利用者は1日時点で8人と、余裕がある。県は診察に当たった医師の判断で直接、宿泊療養施設に搬送することを想定している。

鈴木知事は「今は軽症や無症状でも入院してもらっているが、外来での診察を経て宿泊療養施設に移動してもらえるようにしたい」と説明。地域間で偏りがある病床の使用率を平準化させる考えも示した。

一方、自宅療養は「もう少し感染が拡大すれば視野に入るが、今は宿泊療養施設を使う」と説明。自宅療養を認める場合は「健康観察や生活支援の方法について関係者の意見を聞くことになる」と述べた。

県職員の感染が判明したことには「県民の先頭に立って感染防止対策を取らなければならない立場の県職員で感染が確認され、心配をお掛けしている。より一層の対策徹底を職員らに指示した」と語った。