医療器具量産、3000万円融資 商工中金が水貝製作所に 三重

【四日市】商工中金四日市支店は30日、水貝製作所(三重県いなべ市員弁町市之原、水貝重義社長)に医療器具量産化の必要資金として3千万円を融資したと発表した。同社は精密機械の部品製造業者で、1万分の1ミリでの高い切削技術を生かし、精密加工に欠かせない測定用ゲージの研究開発と製造を主力事業としている。近年は高い技術力を応用して航空機部品製造も手掛け、本社工場は「JIS Q9100」(航空宇宙)の認証も取得。新たに純国産の削り出し加工によるチタン製手術用鉗子等医療器具の量産を開始し、医療分野に本格参入。三重大学や医療機関などと研究を重ねて「医療機器製造業登録認定」を取得し、耐久性や軽量化など医療現場からの技術要請に対応している。

商工中金は同社の事業性評価を実施。高い技術力の新分野活用により、さらなる企業価値向上と地域の雇用拡大に寄与すると考え、今年3月には医療機器製造に必要な工場取得資金1億7千万円を融資。医療と販売のノウハウを持った専門人材の採用も支援している。