児童養護施設、感染に備え 新型ウイルスで三重県と2団体 応援職員を相互派遣

【職員を派遣する覚書に署名した鈴木知事(右から2人目)ら=三重県庁で】

三重県は27日、県内の児童養護施設や乳児院で新型コロナウイルス感染症のクラスター(感染者集団)が発生した場合などに備え、施設同士で応援の職員を派遣すると定めた覚書を県内の2団体と締結した。

覚書は県と県児童養護施設協会、県母子生活支援施設協議会が締結。施設で多くの職員が感染者や濃厚接触者となって出勤できず不足した場合、事前に登録していた職員を別の施設から派遣する。

県庁で締結式があり、鈴木英敬知事と2団体の代表が覚書に署名した。協会の中井健治会長は「これまで施設ごとに動いていたが、互いに連携する必要性を痛感した。協会の中で実効性を高めたい」と語った。

鈴木知事は「感染症が発生した場合でも、入所している子どもたちのためにサービスをやめるわけにはいかない。負担を軽減しながら子どもたちのために提供し続けられるようにする」と述べた。

県は7月に高齢者施設の関係団体と、10月に障害者施設の関係団体と同様の覚書を締結。これまで覚書に基づいて職員が派遣された実績はないが、県内では介護事業所などでクラスターの発生が確認されている。