三重県選管 令和元年度政治資金収支報告書 収支ともに2年ぶり増

三重県選管は27日、県内の政党や政治家の後援会などが届けた令和元年分の政治資金収支報告書を公表する。報告書を提出した団体の収入総額は前年比0・2%増の12億748万9千円、支出総額は10・6%増の13億816万4千円。収支ともに2年ぶりに増加した。昨年に統一地方選や参院選が実施されたことなどが影響したとみられる。

報告書の公開は、政治資金規正法に基づく。県内では提出義務のある920団体のうち、843団体が10月末までに提出。提出率は0・3ポイント減の91・6%だった。県庁の県選管事務局や県選管のホームページで閲覧できる。

■収支総額
政党の収入は前年と比べて17・5%増の8億269万3千円。支出は12・3%増の8億2434万5千円で、収支ともに増加した。政治家の後援会など「その他の政治団体」の収入は22・5%減の4億479万6千円、支出は7・9%増の4億8381万9千円だった。

■収入
政党別では、自民党が前年比19・7%増の4億4327万8千円と最も多かった。共産党が11・1%減の2億1510万6千円と続いた。3位は公明党で、32・5%増の6159万9千円だった。

4位は県内で昨年3つの総支部を設立した旧立憲民主党で、4813万1000円。5位の旧国民民主党は2855万8千円で、前年より58・2%増加した。日本維新の会は19・1%増の454万1000円、社民党は35・1%減の147万9千円だった。

項目別でみると、統一地方選や参院選の影響で本部や支部からの交付金収入が31・9%増と大幅に増え、4億6943万3千円で最も多かった。2番目に多かった寄付は14・4%減の4億4853万9千円。このうち、個人からが2億2616万3千円、政治団体からが1億3698万1000円だった。

■支出
政党別では、収入と同様に自民、共産、公明、旧立民、旧国民、維新、社民の順。項目別でみると、事務所費などの経常経費が14・5%増の5億1486万4千円、選挙関係費などの政治活動費が8・3%増の7億9330万円だった。

政治活動費のうち、他団体などへの寄付や交付金が6・8%増の2億9786万6千円で最多。定期大会の開催などに充てる組織活動費は0・5%増の2億3697万4千円だった。統一地方選と参院選が実施されたため、選挙関係費は297・7%増の8963万8千円だった。

■その他の政治団体
収入額では、昨年の知事選で3選を果たした鈴木英敬知事を支援する「すずき英敬後援会」が前年の3位からトップとなり、4736万8千円。県看護連盟は2621万3千円で、前年から2つ上がって2位だった。

3位は中川正春衆院議員(三重2区)の「中川正春後援会」で、1693万5千円。昨年の統一地方選で、津市議から県議にくら替えした小林貴虎県議(自民党県議団)の「小林たかとら政経懇話会」は859万9千円で30位から9位に上昇した。

一方、旧民進系の国会議員や地方議員らでつくる地域政党「三重民主連合」は前年トップだったが、5214万7千円減の878万8千円と大幅に減少し、8位だった。

■パーティー
政党は前年と比べて1団体少ない2団体、その他の政治団体は7団体少ない10団体が政治資金パーティーを開いた。最も収入が多かったのは、自民党県連で3258万円。一度の開催で1千万円以上の収入が見込まれる「特定パーティー」を開いたのは、自民党県連と三重民主連合の2団体だった。