麻酔医師の研修継続を 三重県知事、専門医機構に要望

鈴木英敬三重県知事は25日の定例記者会見で、三重大医学部付属病院(津市)のカルテ改ざん問題を受けて同病院での麻酔科医の研修プログラムを停止した日本専門医機構に対し、研修の継続を求める要望書を提出していたことを明らかにした。

県によると、要望書は先月14日に提出。「研修プログラムが停止に至った場合、今後の地域医療提供体制に深刻な影響を及ぼしかねない」などとして、三重大の意向を聞くように求めた。

同病院では、麻酔科医を育成する研修プログラムで指導を担当していた医師が改ざん問題で懲戒解雇されたほか、その上司も先月末で依願退職した。機構は先月16日から研修プログラムを停止している。

鈴木知事は「全ての診療科目に影響する麻酔科で人材育成が滞る状況を遺憾に思う」とした上で「麻酔科医の確保は県の地域医療を安定化させるために重要な課題。県もしっかり取り組む」と述べた。