伊勢市駅前再開発 議会に予算案上程へ 駐車場は時間貸し 三重

【答弁する鈴木市長=伊勢市議会議場で】

【伊勢】三重県伊勢市が保健福祉拠点の入居を巡って交渉を続けている同市駅前B地区再開発事業で、市は24日の市議会教育民生・産業建設連合審査会で、駐車場の契約条件について時間貸しで協議を進める方針を示した。鈴木健一市長は「これで賃料を含む全ての条件が出そろった。市としては最終の入居条件と認めたい」と述べ、12月議会に債務負担行為や内装工事設計の予算案を上程して賛否を問う考えを示した。

市はこれまでに、入居を検討している複合ビルの駐車場について、月極で60台程度の枠を賃貸する方針を示していた。一方、夜間など使用していない時間帯にも負担が生じることから開発業者と協議を進め、30分当たり百円の時間貸しとする条件を受け入れる方針を示した。

今後のスケジュールについては、12月議会で予算案が可決された場合は年内に基本協定を締結し、内装の設計業務を経て来年9月ごろから工事を開始するとした。収支確保に向けた保留床売却の公募時期については来年2月から1カ月間を予定しているとした。

鈴木市長は「子どもの笑顔があふれ、高齢者でも暮らせるまちづくりを信念に、切れ目ない福祉が必要」として理解を求めた。一方で、入居による費用対効果や経済波及効果など理念を裏付ける具体的な説明は当局側から示されず、説明を求める委員との議論は平行線をたどった。