松阪市文化財に2件指定 黒瀧神社と中央構造線 三重

【黒瀧神社本殿】

【松阪】三重県の松阪市教育委員会は24日、市指定文化財に同市飯高町森の黒瀧神社本殿と同市飯高町粟野・田引の中央構造線の2件を新たに追加した。市指定文化財は計152件となった。

黒瀧神社本殿は江戸時代の1648年築の木造で、有形文化財。柱や高欄などが丹塗り、正面扉や側面板壁に彩画が描かれている。「この地域における数少ない江戸時代初期の本格的社殿として貴重」と評価された。

中央構造線は林道沿いの標高差約35メートルの斜面に長さ80メートルにわたり中央構造線が東西方向に露出している。面積3238平方メートルで天然記念物。約5キロ離れた国指定天然記念物の月出の中央構造線は南北方向の露頭で、両方合わせて空間的な広がりを把握できる。

「規模が大きく、直接に、しかも鮮明に観察できる。水平方向の広がりを実感できる貴重な露頭。日本列島の変動の歴史を知る一助にもなる」としている。