紀北町の郷土資料館 火を使った生活道具紹介 炭火アイロンや羽釜など 三重

【昔の生活道具が並ぶ展示場=紀北町長島の紀伊長島郷土資料室で】

【北牟婁郡】三重県紀北町長島の紀伊長島郷土資料室で、江戸時代から昭和時代にかけて活用されていた火を使った生活道具を紹介する企画展「火と暮らしと道具―火が生活の中にあったころ」が開かれている。12月27日まで。月曜と祝日は休館。

火のついた炭を入れて使う炭火アイロンや火のし、ろうそくを立てる燭台(しょくだい)、かまどでご飯を炊く羽釜など38点を解説とともに展示している。

江戸時代に考案された持ち運びできる照明器具の龕灯(がんどう)は、「どの角度に向けてもろうそくが垂直に立つ仕組みになっている。10メートル程度先まで照らす」と説明がある。

郷土資料室の浅原俊昭主事(68)は「火は暖をとることができ、明かりにもなる。火を使っていたころを知ることで現代の便利さを再認識し、火の大切さを考えるきっかけとなれば」と話している。