鳥羽 魚投げ入れ豊漁願う 伊射波神社で御魚取り神事 三重

【魚を網に投げ入れて豊漁を願う参加者ら=鳥羽市の伊射波神社で】

【鳥羽】三重県鳥羽市安楽島町の伊射波(いさわ)神社(中村和則宮司)で23日、伝統の御魚(みと)取り神事があり、地元住民や漁業関係者など約百人が神前に張った刺し網に魚を投げ入れ、豊漁や一年の漁の無事を祈願した。

江戸時代から続く伝統神事で、豊漁で魚が飛び跳ねる様子を模したとされる。古くは子宝への祈りも込めてイワシを網に投げ入れたりしていたが、近年は見栄えの良い新鮮な魚を投げ入れるようになったという。

神職による祝詞奏上などの神事の後、参加者らは用意されたブリやタイなど約150匹の魚を「大漁、大漁」のかけ声と共に刺し網に投げ入れていた。

例年は神事に使用した魚をその場で炭火焼きにして振る舞っていたが、今年は新型コロナウイルスの影響で、参加者各自に配布するようにしたという。

神事を管理する安楽島氏子会の宮濱克行会長(72)は「今年はコロナの影響や養殖カキのへい死などで打撃があった。来年は楽しく蓄えられる一年になれば」と話していた。