伊勢工高生徒が難関の第1級陸上無線技術士合格 三重

【第1級陸上無線技術士の試験合格通知を手に喜びを語る赤羽根さん=伊勢市の県立伊勢工業高で】

【伊勢】三重県立伊勢工業高(伊勢市神久2丁目)電気科3年の赤羽根寛大さん(17)=松阪市下村町=が、難関国家資格とされる第1級陸上無線技術士に合格した。高校生の合格は珍しく、同校では初の快挙。赤羽根さんは「支えてくれた家族や先生に感謝したい」と話している。

総務省が認定する放送局や携帯電話会社などで保守管理に必要な資格。大卒レベルの知識が問われ、無線関係の資格では最難関の一つとされる。今月の試験には全国で2305人が受験し、29・3%に当たる676人が合格した。

赤羽根さんは2年のころに電子技術の授業で無線に興味を持った。3月に新型コロナウイルスの影響で休校となって受験を決意。休校中に勉強したほか、休校後も授業の合間や放課後に1日3―5時間の勉強を続けた。

7月に試験が開催される予定だったが、新型コロナの影響で延期。年内の受験を諦めかけていたが、臨時試験が開催されることを知って急きょ受験した。続けてきた陸上部をやめての挑戦だったという。

赤羽根さんは「全く知識がない状態だったが、頑張れば受かるという成果を残せた。挑戦を続ける自信になった」と語った。担任として相談にも応じてきた日置智典教諭(45)は「すごい資格で驚いている。担任としてもうれしい」と話していた。