三重県立高男性教諭が失職、長女に傷害、刑確定で

三重県教委は20日、小学5年生の長女に暴行を加えてけがをさせたとして、傷害の罪で有罪判決を受けた県立朝明高の西村忠重教諭(43)=朝日町=が、地方公務員法に基づいて同日付で失職したと発表した。

県教委によると、西村元教諭は8月20日、自宅で長女の顔面を平手でたたくなどして全治10日間のけがをさせたとして逮捕され、今月5日に津地裁四日市支部から懲役10月、執行猶予3年の判決を受けた。

西村元教諭は控訴せず、20日に刑が確定したことを受けて失職した。退職手当は支給されず、教職員免許が失効する。一方、県教委は西村元教諭に処分を出さず、勾留中も給与を支払っていた。

西村元教諭は県教委の聞き取りに対し、長男や妻にも暴行を加えたと説明。動機について「子どもがうそをついたり、約束を破ったりしたことに腹を立てて手を上げてしまった」と話していたという。

県教委は処分を出さなかった理由について「教諭が勾留中で事実関係を確認できていなかったため」と説明。「逮捕後は有給休暇などを取得していた」とし、逮捕後に支払った給与の返納も求めない。

県教委は「公教育の信頼を著しく損ねたことをおわびする。子どもを虐待から守ることを最重要事項として取り組む中で、このような行為が二度と起こらないよう、教職員への指導を徹底する」としている。