火災想定、客を避難誘導 鳥羽旅館組合が合同防災訓練 三重

【はしご車による逃げ遅れ者の救出訓練=鳥羽市小浜町の鳥羽グランドホテルで】

【鳥羽】三重県鳥羽市小浜町の鳥羽グランドホテルで19日、火災を想定した鳥羽旅館組合の合同避難防災訓練があり、28の宿泊施設から従業員ら約百人と市消防本部が参加した。

毎年この時期に実施する合同訓練。新型コロナウイルス対策として、参加者を例年の半数ほどにした。

6階の客室から出火し、7階に逃げ遅れ者2人がいると想定。火災報知器が鳴り従業員が駆けつけると、消防への通報と消火器による初期消火にあたった。避難誘導係の従業員は、宿泊客役を建物の外へ誘導。到着した消防隊員らは、重傷者を救急車で搬送し、逃げ遅れ者をはしご車で救出した。消火器やAEDの取り扱い訓練もあった。

同旅館組合の吉田一喜理事長は「観光客に安心して鳥羽にお越しいただけるよう、常に防災意識を持ち続けることが大切」と呼び掛けた。市消防本部の前田益稔消防長は「基本訓練を繰り返すことが重要。各施設で役割分担を明確にし、訓練に取り組んでほしい」と話した。