谷口大紀町長、三重県知事と対談 コロナや防災対策で意見交換

【対談する(左から)谷口大紀町長と鈴木知事=大紀町の阿曽集会所で】

【度会郡】鈴木英敬三重県知事と谷口友見大紀町長による一対一対談が19日、同町阿曽の阿曽集会所であり、町が進める新型コロナウイルス感染症対策や防災、子育て支援や高齢者対策について意見交換した。

谷口町長は昭和19年に発生し、町内でも64人の犠牲者が出たとされる昭和東南海地震を例に防災・減災の取り組みを紹介。鈴木知事は、コロナ発生から県内でもいち早く備蓄マスクを配布した点を評価しながらコロナ禍での防災対策の必要性を訴え、「明日地震が来てもいいように非常持ち出し袋にマスクや消毒液、充電器を備えるよう確認して」と呼びかけた。

また町が進める新生児への給付金や保育料無償化などの事業について「県内でも進んだ取り組み」と評価。一方、コロナを境に県内での妊娠届け出数が減少傾向にあることを指摘し、全ての妊婦を対象に公費負担でPCR検査を受けることができるとして「安心して出産してほしい」と述べた。

このほか鈴木知事は今期限りで勇退を表明している谷口町長に対し、「平成23年に知事になってから10年、公私共に実の親のように指導いただいた。町政への多大なる尽力に敬意を表したい」とねぎらいを示した。