新型ウイルス対策 三重県、協力要請に格上げ

【記者会見で、特措法に基づく「協力要請」の実施を発表する鈴木知事=三重県庁で】

三重県は19日の新型コロナウイルス感染症対策本部員会議で、飲酒を伴う懇親会などを対象とした対策の呼び掛けを、新型コロナ対応の特措法に基づく協力要請に格上げした。鈴木英敬知事は「数だけを見ると第3波が来たと言える」とし、感染リスクの高い場面で対策を徹底するよう県民に要請。一方、第2波の到来時に発表していた「緊急警戒宣言」は「病床確保が進んでいる」として見送った。

県は先月15日に特措法に基づく協力要請を全て解除していたが、今月に入って感染者が増加。県内の感染状況が18日付でモニタリング指標の水準を超過したことなどから、再び要請を出すことにした。

新たな協力要請は、大人数で長時間に及ぶ飲食や狭い空間での共同生活といった感染リスクが高まる場面や全国的にクラスター(感染者集団)が発生している施設に対し、対策を徹底するよう求めている。

一方、感染者に占める県外由来の割合が低いことなどを理由に移動の自粛は求めない。飲食店喚起策「GoToイート」も「飲食店は対策を徹底している」として現段階では利用人数を制限しないことにした。

また、この日の会議ではモニタリング指標を改訂。指標の一つだった「直近5日間の新規感染事例数」を削除し、直近1週間の「感染経路不明率」と「新規感染者の増加割合」を新たに加えた。

鈴木知事は会議後の記者会見で「一点の緩みで感染が広がる恐れもある。最大限の警戒感を持って拡大の芽を摘み取る」と強調。状況が悪化した場合は「より強い呼び掛けをしなければならない」と語った。