都市対抗野球 ホンダ鈴鹿、23日初戦 1戦必勝で頂点へ 三重

【25回目の出場となる都市対抗野球への意気込みを語るホンダ鈴鹿・丸井監督=16日、鈴鹿市内で】

第91回都市対抗野球大会は22日に東京ドームで開幕。三重県内からはホンダ鈴鹿が鈴鹿市代表で5年連続25回目の出場を果たす。新型コロナウイルスの影響が社会人野球にも影を落としこの大会が今季唯一の全国大会。「野球で元気を与えるのが自分たちの仕事」と話す丸井健太郎監督(43)は「1試合1試合を必死に戦い、5連勝したい」と、初優勝した1994年以来の頂点を見据える。

全国制覇に向け、野球部OBで就任2年目の丸井監督が掲げるのは「点をやらない野球」。9月から10月にかけて愛知県で開催の東海地区2次予選では井村勇介(高蔵寺高―至学館大)、長壱成(智弁和歌山高―駒大)の大卒2年目のバッテリーを中心に粘り強く勝ち上がり、トヨタ自動車(愛知県豊田市)に続く第2代表で本戦出場を決めた。

学生時代から強肩強打の捕手で鳴らしてきた長は甲子園をはじめとする大舞台を経験。一方、高校、大学時代とも全国大会の経験はない井村も安定した制球力と、横に曲がる独特のスライダーを武器にドラフト候補に名を連ねた逸材だ。第2代表の座をつかんだジェイプロジェクト(名古屋市)戦で1失点完投し丸井監督に「投手陣の柱に成長した」と言わしめた。

井村は社会人1年目の昨年も都市対抗本戦にワンポイントで登板。昨シーズンの正バッテリーの瀧中瞭太、柘植世那はともに秋のドラフトで指名され、昨季限りで退社したが「プロ入りは歓迎。うちはチームを循環させて戦力を保ってきた」(丸井監督)チームらしく、次年度以降を見据え、早めに実戦経験を積ませてきた取り組みが身を結んだ。

都市対抗本戦は過去2年初戦敗退。3年ぶりの白星発進が懸かる23日の1回戦の相手は都市対抗4度の優勝を誇る日本生命(大阪市)と決まった。それでも「都市対抗の本戦に出るチームはどこも強豪」と意に介さない丸井監督は「うちは初戦で波に乗ると戦える。自分たちの良い形で初戦に入れるよう意識していきたい」と話している。