三重県、243億円を増額 12月補正予算案 感染防止対策など

三重県は17日、新型コロナウイルスの感染防止対策費や豪雨災害の復旧費などとして、一般会計に約243億7500万円を追加する12月補正予算案を発表した。20日の県議会本会議に提出する。

このうち新型コロナ関連で129億1400万円を計上した。うち44億2300万円は重点医療機関に支払う空床確保料の増額分。感染者に対応した医療従事者の宿泊先を確保する費用も盛り込んだ。

中小事業者や農漁業者に対する金融支援の基金を新設する費用として24億4300万円を計上。PCR検査の方法を学ぶ研修の開催費や、感染者を搬送する車両を追加する費用も含まれている。

このほか、先月の台風14号に伴う降雨で大規模な崩落が発生した紀宝町浅里の山腹で、地滑りを防ぐための対策や周辺の迂回路を拡幅する工事などの費用として3億3500万円を計上している。

感染症対策や地方創生などに関連する国からの交付金や、44億8千万円に上る前年度決算の繰越金などが主な財源。新型コロナ関連の補正予算は9回目。総額は848億700万円に上る。

一方、感染拡大の影響で民間の業績が悪化していることを受け、本年度当初予算で見込んでいた県税収入から68億5千万円を減額した。県税の減収分は、国からの交付税や起債などで賄う方針。

また、企業庁の電気事業会計から57億8400万円を減資し、三重とこわか国体・とこわか大会(全国障害者スポーツ大会)の開催費に積み立てる。県議会が先月、減資の関連議案を可決していた。