尾鷲 移り変わる景観を写真で 熊野古道センターで企画展 三重

【明治、大正、昭和時代の尾鷲市の風景や人々の暮らしを写した写真が並ぶ=尾鷲市向井の県立熊野古道センターで】

【尾鷲】時代とともに移り変わっていった三重県尾鷲市の景観や自然の風景などを写真で振り返る企画展「写真で懐古―故郷の暮らしと風景 尾鷲市―」が同市向井の県立熊野古道センターで開かれている。23日まで。入場無料。

尾鷲市は昭和29年6月20日に5町村が合併して誕生した。市発足当時の人口は3万3188人。昭和20年代には30トン以上の大型漁船が47隻あり、漁業が盛んな地域として発展してきた。

企画展では、昭和時代を中心に、明治、大正、昭和時代の写真390枚を展示。現在、解体工事が進む中部電力尾鷲三田火力発電所(同市国市松泉町)は、標高59・3メートルのセギ山の土砂を採取して砂浜や海を埋め立てて建設されており、写真からは大型トラックで土砂を運搬する様子などが分かる。

このほか、大漁旗を掲げた遠洋漁船の進水式や、出航する漁船をテープを手に見送る人々、漁船や魚市場にたくさんのブリが水揚げされた写真などからは、港町の活気が伝わってくる。

企画した事業部主任の橋本博さん(52)は「尾鷲の懐かしい風景を楽しんでほしい」と話している。