伊勢の資料館 日本画家17人を紹介 円山四条派の企画展 三重

【明治―昭和初期の伊勢の画家たちの作品が並ぶ会場=伊勢市中之町の伊勢古市参宮街道資料館で】

【伊勢】伊勢市中之町の伊勢古市参宮街道資料館で、明治―昭和初期に活動した伊勢の日本画家に焦点を当てた企画展「神都画人 伊勢の円山四条派・後編」が開かれている。12月6日まで。月曜休館(祝日の場合はその翌日)。

古くから伊勢は、神宮の門前町として全国から参拝者が訪れたことから、多様な文化が伝わりやすく、絵画の分野でも、さまざまな画派が広まり数多くの画家が育ったという。

企画展は、明治から昭和期の「円山四条派」の流れをくむ日本画家17人を紹介。漁師の家に育ちタイの絵を得意とした中村左洲(1873―1953年)、美人画で知られる伊藤小坡(1877―1968年)、京都を中心に活躍したら川口呉川(1879―1957年)らの作品計33点と解説を展示し、伊勢の画家たちの系譜を伝えている。

同展は、昨年秋に開催した前編に続く後編。新型コロナウイルスの影響で開催が延期になってた。館長の世古富保さん(72)は「伝統的な画風から、明治以降は西洋画の影響を受け、絵画の新時代を築いていったことが垣間見える。地元の文化、芸術に光を当て、大勢に見てもらいたい」と話している。