県立高卒就職内定率77.2% 10.2ポイント減 コロナ禍で選考遅れ 三重

木平芳定三重県教育長は16日の定例記者会見で、来年3月に県立高校の卒業を予定している生徒の就職内定率が、10月末現在で前年同期比10・2ポイント減の77・2%にとどまっていることを明らかにした。

県教委によると、来年3月の卒業予定者は1万1822人で、就職希望者は3772人。このうち10月末現在の就職内定者は2912人で、残る860人は内定を得ていない。

新型コロナウイルス感染症の影響で、採用選考の開始が例年より1カ月ほど遅れていることが理由。選考開始から半月が経過した時点同士の比較では、本年度の就職内定率は前年度より2・7ポイント高い。

感染拡大に伴う経済の悪化により、求人数が減少していることも背景にあるとみられる。高校卒業予定者に対する7月末時点の求人数は、前年同期比2199人(23・9%)減の7017人だった。

県教委はハローワークの元職員らを就職希望者の多い高校に配置し、進路相談や指導に当たっている。来月の合同就職相談会には例年より多くの企業に参加を呼び掛ける予定。新たな求人の確保も進める。

木平教育長は会見で、内定を得ていない生徒らは2回目の試験を控えているとしつつ「就職活動の期間が例年より1カ月間は短く、求人数も厳しい。内定を得ていない生徒への支援に努める」と述べた。