新型ウイルス殺菌「第3波」防げ 空気清浄機を導入 津の事務所

【山川測量設計コンサルに納品されたコロナケース=津市香良洲町で】

【津】新型コロナウイルスの「第3波」が懸念されている中、津市香良洲町の山川測量設計コンサルは14日、紫外線殺菌灯を内蔵した空気清浄機「コロナケース」を、同市雲出鋼管町の同社出張所に導入した。職場での感染リスクを軽減するため。災害時は避難所に無償貸与する方針。

コロナケースは、空気中にある0・3マイクロメートル以上の粒子を取り込んで高性能のフィルターでろ過し、紫外線で殺菌した上で室内に放出する空気清浄機。幅65・3センチ、奥行き61・3センチ、高さ68・5センチで、1分当たり10立方メートルの空気を処理できる。

大手電機メーカーに勤める北村裕紀さん(52)=明和町=ら県内の有志5人が開発した。7月の豪雨で被災した熊本県八代市の避難所にも設置。コロナケースを含めて7種類の感染症対策機器を開発し、住宅設備販売を手掛ける津市の「アクティス」が販売している。

山川測量設計コンサルは職場で従業員らの安心感につながると考え、コロナケースの導入を決定。最も従業員の多い出張所に設置する。本社で同日、機器が納品され、山川芳春社長(66)らが北村さんから機器の使い方や効果について説明を受けた。

山川社長は「ウイルスは目に見えないので、さまざまな対策をして良い方向に持っていきたい」と感染症対策の必要性を強調。機器の無償貸与は「他にも賛同する企業が何社か出てきたら災害時に協力し合えるのではないか」と取り組みの広がりに期待感を示した。